TEENAGE JESUS FREAKS

自慰行為のような曲作りの際に生まれる歌詞を掲載しています。

汚れた街の愛

きらびやかなネオンがぱちぱちと瞬きをして

栗色の髪を揺らしながら胸を踊らせる少女

子供と大人の狭間で鼻を高くして

歌舞伎町の夜は本当のことを隠してしまう


竹下通りを抜けて長蛇の列を作る人

お洒落した彼女は腕時計を何度も見つめる

僕は何の列に並んで今何番目なんだ

願っては敗れ 追いかけては離れる


灰色の街 東京


僕達の愛が溢れていく

これは汚れた街の愛


高架下 ラブホテル 立て看板 客引き

濁った雨 誰もが傘を探している

ひとつ落ちてはまた消えて水たまりを作る

それに気付かずまた誰かが靴で踏みつけた


電車の中で泣き叫ぶ4歳くらいの女の子

ママはため息をつきパパはイライラしている

周りのみんなが睨んだり舌打ちをするから

僕はどんな顔であとひと駅を越えようか


灰色の街 東京


僕達の愛が溢れていく

これは汚れた街の愛


熱を持った金属のような優しさで

僕の腰を砕く東京の夜に押しつぶされそう


2300円で夜を超えるメンズサウナでは

何かを諦めた人達がやるせない顔をする

僕は本当に心から寂しくなった

どうしようもない気持ちで胸が張り裂けそう


帰りたい 帰りたい 今すぐに 帰りたい

ごめんなさい 君を置いてけぼりにして

東京で人を愛するということは

きっと誰かを救えなかったと言うことだ

東京の夜に押しつぶされそう