ルーシーのいない部屋
色気づいたオープンカー飛ばす国道の風
ガソリン臭いモーテルの扉をこじ開け
誰かが忘れて帰ったサンオイルとペディキュア
使い古した感情を抱えベッドに腰掛け
くたびれた部屋はまるでジェノサイド色
罪の意識だけを訴える負の遺産
床の黒い染みはきっと君の血だね
それを眺めながら程よいロープに首かけ
ルーシーのいない部屋でギターを燃やす
斜めから世の中を傍観してやっと分かったよ
僕らに居場所なんてない
ノルウェー産の常套句で燃え上がる七色の炎
涙でも流せたのならば都合良い結末になるのに
ねえルーシー ギリギリのラインを超えてしまった僕らは
もう二度と未来を探したり過去を懐かしむことも出来ない
やっとふたりで見つけた理想郷は数時間のエゴだけ
あんなにも辛かった過去はこんなにも辛い未来に変わった
これは全部フィクションだ 何ひとつ本当のことなんてない
だから全てを燃やしてしまおう そして全てを忘れてしまおう
ルーシーのいない部屋でギターを燃やす
ルーシーのいない部屋でギターを燃やす
ルーシーのいない部屋でギターを燃やす
ルーシーのいない部屋でギターを燃やす
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