散文で伝える愛
軋む軽トラの荷台に乗って
ゴミ収集車で息を殺すマックイーンを思い出す
どんな言葉で伝えればいいのか
分からない僕はシネマスターに想いを馳せている
君のためになら死ねるだなんて
言えないんだけれど代わりになる言葉を探している
永遠なんて僕は信じないけど
あなたの未来を愛してるとははっきり言えるんだ
何故たまに君のことをぐちゃぐちゃにしたくなるの
これを愛と呼んでいいのか?
散文で伝える愛は道の上を転がり転げて迷子になるけれど
3分で伝えるロックンロールバンド
仏頂なナビゲーター 迷わず届けてくれ
君の真っ赤な子宮の中で
透明な愛が次第に白く濁っていく
ベッドサイドに脱ぎ捨てた服が
やるせない顔で終わった後の僕を虚しくする
こんな歌ばかり作っていたら
嘘でもいいから言葉にして伝えてと言うけど
嘘を信じてしまった途端に
本当のことは伝わらなくなってしまう気がする
何故たまに君のことを傷つけたくなるんだろう
これを愛と呼んでいいのか?
100分の1の確率で届く手紙は
ポストに入らない差出人不明の怪しい暗号
珍糞漢糞な文章を便箋に書き留め涙の河に流す
何故こんなに君のこと好きで堪らなくなるのに
上手く言えないんだろう
散文で伝える愛は道の上を転がり転げて迷子になるけれど
3分で伝えるロックンロールバンド
仏頂なナビゲーター 迷わず届けてくれ
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