TEENAGE JESUS FREAKS

自慰行為のような曲作りの際に生まれる歌詞を掲載しています。

青春の暗殺者


真っ白なブラウスの上に 真っ赤な口紅で書くの

誰にも言えない秘密や 愛した人の名を


あの娘の家の前の公園と 自転車で迷い込んだ団地に

上から重ねていく思い出は ロンドンの空に似ている


懐かしくなって胸が痛むのは

未来が僕に開けているから?


なんて


当たり前の日常が誰かを傷つけていたと知って

幸福な毎日が不安材料だったと知る

あの公園のベンチから見えた 今はもう見えなくなってしまった

二度と戻れない もう二度と取り戻せない


5限の日本史の時間に こっそり盗み見をしていた

汗ばむ教室に色付く 天使の横顔


ゆっくり角が取れていく 雑味や不純物も消えていく

そして割り切れなくなるのか 人生の円周率は


こっそり泣いて 照れ笑いして

平気なふりとお喋りもそれなりに


だけど


掴んだつもりになって 当然を疎かにして

意地っ張りな僕はその実空っぽだ

R18の幕をくぐって 成人の白線を飛び越えた

あと何度僕は成長のドアを開けるだろう


青春の暗殺者は僕だ 僕があの日の僕を殺した

青春の暗殺者は僕だ 僕があの日の僕を裏切った

青春の暗殺者は僕だ 僕があの日の僕を騙した

青春の暗殺者は僕だ 僕があの日の僕を救えなかった

PARTY ANTHEM(TO THE END)


夜更けに噛み付いた 心残りが晴れなくて

伝えようと決めていた 言葉はアルコールに溶けていった


あなたが口ずさんでいた エディットピアフのバラ色の人生は少し調子ハズレで

心から愛しているよ なんて他人事のような本音さえもついに古めかしさに埋もれた


さよならじゃなくて またねと言っておくれ

パーティアンセム トゥージエンド


やがて賑わいも その熱気を懐かしんで

誰もいなくなった フロアにふたりぼっち


誰かが零したままの赤ワインが床に大きな染みを作って現実に追い打ちをかけ

言葉は交わさないまま ゆっくりとあなたの腰に腕をまわして踊る最後のワルツ


ため息の理由とその笑顔の意味だけは

言わないでおくれよ


さよならじゃなくて またねと言っておくれ

パーティアンセム トゥージエンド


夜更けに噛み付いた 心残りが晴れなくて

夜更けに噛み付いた 心残りが晴れなくて

ジョン・ウェイン・ゲイシー


名誉いっぱいの彼は道化師 拍手喝采の模範的市民

なりたい者があるということは なれない自分があるということで

その気持ちを保つのは難しい


指輪ひとつ身に付けたって 髪型や服装を変えたって

変えられない自分が常にいる どこまでも自分がまとわりつく

その気持ちを保つのは難しい


隠している 口に出せぬような

ヤバい自分も含めて 愛してなんて都合いい夢


ジョン・ウェイン・ゲイシー 誰もが彼のよう

ジョン・ウェイン・ゲイシー 皆ちょっと狂っている

ジョン・ウェイン・ゲイシー 人を殺しそうな眼で

ジョン・ウェイン・ゲイシー とりあえず笑っている


足りない気持ちを持ったまま 友達と楽しむのは難しい

下駄箱の中に住みつく悪魔が 早く壊せと僕に訴える

帰り道にペーパーナイフを買う


隠している 学生服の中に

爆発しそうな絶望と 溢れだしそうな欲望が


先生は嘘を真面目な顔で話している

クラスメイトは嘘をなんとなく信じている

それは優しさだ 生きていくための賢さだ

だけど黒板やノートに僕の未来なんか無い


ジョン・ウェイン・ゲイシー 僕はもう彼のよう

ジョン・ウェイン・ゲイシー 僕はちょっと狂っている

ジョン・ウェイン・ゲイシー 人を殺しそうな眼で

ジョン・ウェイン・ゲイシー 今日もまた笑っている